唐招提寺が伝える 多くの文化財を管理・収蔵するために昭和45年(1970)に建てられた鉄筋コンクリートの収蔵展示施設です。
金堂に安置されていた木造大日如来坐像(重文)のほか、旧講堂木彫群と呼ばれる、奈良時代末期に制作された多数の木彫像が収められています。

開館期間:3月1日〜6月30日、9月1日〜11月30日、12月31日〜1月3日
(※8月10日頃に数日間の臨時開館があります。)
開館時間:9:00〜16:00
重要文化財 奈良時代(8世紀)
木造

衆宝王菩薩立像(しゅうほうおうぼさつりゅうぞう)などと同様に、旧講堂に安置されていた奈良時代木彫群像。
頭部の漆製の螺髪と両手が失われていますが、唐風の作風の旧講堂木彫群の中でももっとも大らかでボリュームのある立体的な造形を持っています。
他の旧講堂の木彫が鼻を大きく欠きますが、この像はその形を残しているのが特徴です。
重要文化財 奈良時代(8世紀)
木造

薬師如来立像(やくしにょらいりゅうぞう)などと同様に、旧講堂に安置されていた奈良時代木彫群像の一つです。
三目四臂(3つの目と4本の腕)の不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)として造られたもので、大らかな唐風の作風が特徴的な唐招提寺らしい像です。
重要文化財 奈良時代(8世紀)
木造

獅子吼菩薩立像(ししくぼさつりゅうぞう)などと同様に、旧講堂に安置されていた奈良時代木彫群像。 鑑真和上自身が持つ菩薩像を具体化したものといわれています。
伝獅子吼菩薩立像同様に唐風の色彩が濃い一木彫成の像で、額に縦に一眼が刻まれ、左右の肩の付け根から3本づつ腕が伸びていたと思われ、元は不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)であったと考えられます。
重要文化財 奈良時代(8世紀)
木造

旧講堂に安置されていた奈良時代木彫群像の一つです。
体形や衣装など全体的に衆宝王菩薩立像(しゅうほうおうぼさつりゅうぞう)に近い表現が見られます。
重要文化財 奈良時代(8世紀)
木心乾漆 漆箔

ほぼ等身大のカヤ材の一木彫成像。 その独特の曲線によって形作られた美しい姿は、頭部および両手先を失っていることで「唐招提寺のトルソー」と呼ばれ、多くの芸術家・愛好家を魅了して来ました。
すらりと伸びた下半身や、胸や大腿部の滑らかな曲面は、唐招提寺の重厚な趣の他の彫像比べ独特の流麗さがあります。
奈良時代(8世紀)
金堂の屋根に上げられていた2体の鴟尾のうちの西側(向かって左)のもの。
この鴟尾は、天平時代に作られてから使用されている現役の道具瓦としては唯一のもので、鑑真和上に同行した技術者が制作を指揮したと考えられるものです。もとは、東側のものだったといわれていますが、正面に亀裂ができたため西側に移されたようです。
もう一つは、鎌倉時代の作です。
木製 奈良時代
縦1.48m、横1.17m、材質は桧。
寺伝では、講堂もしくは中門に掲げられていたものです。
東大寺西大門のものともに、今に残る奈良時代の扁額で、その文字は孝謙天皇の宸筆と伝えられています。その書風は、東晋の書家、王羲之(おうぎし)の書風にならった行書で、周囲に飾りがついていたといわれます。(現在の南大門のものは複製)