境内の所々に梅、桜などの花が季節の移ろいに合わせて次々と色をそえていきます。
鑑真和上の御廟のそばと、御影堂供華園では、和上の故郷、中国揚州から送られた瓊花(けいか)の花が、春の終わりと夏の到来を告げるように、小さな白い花を咲かせます。
しばらく後には、「うちわ撒き」でにぎわう、中興の祖・大悲菩薩覚盛(だいひぼさつかくじょう)上人を偲ぶ「中興忌梵網会(ちゅうこうきぼんもうえ)」が行われます。
(御影堂の瓊花は、公開期間が限定されています。)
 
日 時: 毎年4月中旬〜5月頃 9時〜16時
※花の状態によって、期間を決めています。
場 所:御影堂供華園
鑑真和上の故郷である、江蘇省揚州市の名花で、ガクアジサイに似た白い可憐な花を咲かせる「瓊花(けいか)」の見頃に合わせ、御影堂供華園が特別開園されます。
現在、花を咲かせている瓊花は、鑑真和上遷化1200年の昭和38年(1963)に記念事業の一環として、中国仏教協会から贈られた一株の子です。
日 時:毎年5月19日 13時〜14時
場 所:講堂

鎌倉時代に戒律復興運動を推進した指導者の一人で、鑑真和上が伝えた戒律を厳守する生活を送られた、唐招提寺中興の祖・大悲菩薩覚盛(だいひぼさつ・かくじょう)上人の祥月命日の5月19日に、その御遺徳を偲び法要と舞楽奉納が講堂で行われます。
上人の肌に止まった蚊をたたこうとする弟子に対して「自分の血を与えるのも菩薩行である」とおっしゃった故事による「うちわまき」もこの日に行われます。
日 時:毎年5月19日 15時〜
場 所:舎利殿(鼓楼)

鎌倉時代の唐招提寺中興の祖・大悲菩薩覚盛(だいひぼさつ・かくじょう)上人が、修行中に蚊にさされているのを見て、それをたたこうとした弟子に、「自分の血を与えるのも菩薩行である」とおっしゃって戒めたという故事があります。戒行清廉なるその徳をたたえ、「せめて団扇で蚊を払って差し上げよう」と、上人が亡くなられたときに法華寺の尼僧がハート型うちわを供えたことが始まりです。
上人の命日に執り行われる中興忌梵網会(ちゅうこうきぼんもうえ)の法要の後、舎利殿(鼓楼)から1500本のうちわがまかれます。(安全のため、そのうちの数百本は僧坊で手渡ししております。)うちわを授かることは、病魔退散や魔除けのご利益があるといわれています。