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伽藍と名宝

伽藍と名宝

礼堂

重要文化財 鎌倉時代
木造 入母屋造・本瓦葺

鼓楼の東に位置する南北19間の細長い建物の南側8間が礼堂、北側10間が東室、その間の1間は、馬道(めどう)と呼ばれる通路になっています。

講堂を挟んだ西側にも同様の建物があり、僧房として使われていました。

礼堂は、隣の鼓楼に安置された仏舎利を礼拝するための堂で、内部に釈迦如来立像(重文)・日供舎利塔(重文)を安置しています。

重要文化財 正嘉2年(1258)
木造 厨子入

高さ約1.66mで、礼堂内の厨子に安置されています。縄状に結われた髪と、袈裟を通肩(つうけん)にまとった清涼寺式の釈迦像です。
像内部から百通あまりの造立に際しての結縁(けちえん)文書が見つかり、その造立の年が明らかになりました。

重要文化財 鎌倉時代(13世紀)
木製 黒漆塗 彩色 金銅金具

別名、火炎宝珠形舎利容器といい、高さ47.8cmで、日々の勤行礼拝用として、鑑真和上が持って来られた「如来舎利三千粒(にょらいしゃりさんぜんりゅう)」から分けられた数十粒が収められた容器です。日々供養されるため、「日供」と名付けられております。金銅製透彫、三方火焔付の宝珠形壺で、これを収めた黒漆舎利厨子と同じ頃の作と考えられます。

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